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| 元雑誌社ライター:TONさん。p.n.d.o.の取材の時に知合い、お願いしたところ、こころよく引き受けて頂きました。LETTERをキーワードにしたコラム、今日は誰宛て? |
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PROFILE
NAME:TON
年齢: 28歳
血液型: O型
星座: 獅子座
出身地: 神奈川県
好きなもの: 青い海、ベトナムコーヒー、愛犬、bossa 、ワッフル、カフェ
嫌いなもの: 納豆、優柔不断、
趣味: 絵を描くこと、お酒を飲むこと、友達とのおしゃべり
ご意見ご感想はこちらまで≫TON
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2003/2/20/THU
-2〜3月のテーマ『My Gift to You』-
[届く事のなかった白い時計へ]
プレゼントを贈るという行為が好き。
それが大好きな誰かの為であろうと、
はたまた、お世話になった誰かの為であろうと、
何を贈ろうかと考えたり・・・
そのために、プランを練ってみたり・・・
プレゼントを渡すまでの、その過程がとてつもなく好き。
だけどやはり、大好きな彼に対するプレゼントには、
お世話になった誰かさんに渡すプレゼント選びよりも
はるかに楽しい過程があって・・・・。
「彼のワードロープには、きっとこれが足りないはず」だとか、
「この前、これが欲しいって言ってたっけ・・・」とか
一人彼のことを想像しては、あれはだめ、これは違うと考えている
そんな時間が無性に好きなんです。
仕舞には、渡すシチュエーションまで考えてみたりして。
どんな言葉をかけて、そして・・・いつ、どこで、どのタイミングで・・・。
大体の場合が、そんな私の勝手な想像(妄想?)通りにはいかないものだけれど。
高校の頃あこがれていた先輩。
細身で長身、笑いのセンスがなかなか冴えてた。
大人になって、ひょんな事で再開し、
その再開に、勝手に運命を信じたアタシは、さらに大人になった彼に恋をした。
暇だったから・・・と口実をつけては、彼の大好きなプリンを作ってみたり、
おいしいケーキがあるんだって・・・と、カフェ巡りに誘ってみたり、
とにかくアタシは彼に夢中。
カーブが投げられないアタシは、常に直球勝負。
そんなアタシを、まだまだ子供だな・・・と、ひょいひょい交わしながら、
相手にしてくれる彼に、どんどん夢中になっていった。
そんなある年のクリスマス。
恋人たちがプレゼント交換で、幸せなひと時を過ごす頃、
もちろんアタシも、彼へのプレゼント選びに、一人酔いしれる時を過ごした。
あれや、これやと悩みながら、最終的に選んだのは白真っ白の腕時計。
「金属アレルギーなんだ・・・」と言っていた彼の言葉を思い出し、
当時、ペアで発売されていた限定G−SHOCKを選んだ。
お揃いで、できたらいいなぁ・・・なんて、甘い期待に胸躍らせて。
これを機に、一気に友達から彼女に昇格だぁ〜!!
なんて、想像しては一人酔いしれ、いやでも断られたら・・・と不安になる、
そんな日を何日も過ごした。
彼の手に一度もはめられる事のなかった腕時計。
一人相撲に一喜一憂したアタシは、片思いの敗北者。
大人になった彼からは、どこからどう見てもアタシは子供のままで・・・。
そんなアタシは、大人になった彼の隣に並んで歩く事が出来なかった。
行き場を失った白い時計。
行き場を失ったアタシの恋心。
どこで、どう処理したのかさえ、もう記憶にないけれど、
アタシは確実にまた一つ大人になった。

2002/10/23/WED
-10・11月のテーマ『今だから言えるゴメンナサイ』-
[タオルケットみたいな貴方へ]
アタシにとって、「彼氏」という存在は、
家族以外に「愛してくれる」存在であると同時に、
何があっても「味方」でいて欲しい。
「もし、今、世界中の人がアタシの敵だとしたら、
彼の居ないアタシには、味方がいない…」
ベットの上天井を見つめながら、ふと思った。
別に男がいないと何も出来ないわけじゃない。
「特別の誰か」がいないからこそ、
コンパに行っても後ろめたくないし、
あの人が好きだ…この人が好きだ…なんて勝手なことも言える。
電話を待つみじめさや虚しさもなければ、
誰かに電話しなくちゃいけない…なんてヘンテコな責務感もない。
だけど、そう思う夜ほど、誰かに抱きしめて欲しかった。
小さな子供が、
大好きなタオルケットを肌身離さず持つような、
そんな感覚に包まれたかった。
自分の事をバカな女だなぁ…って思いながらも
その夜だけでいいから、
「好きだよ」っていう言葉に溺れたかった。
女友達からは得られない、
なんだか大きなものに包まれたかった。
彼のこと、愛せないって気づいているのに。
アタシ達が「彼氏と彼女」にはなれないって解っているのに…
朝になれば、「強くならなきゃ」って後悔する事も解っているのに…。
「ごめんなさい」

2002/10/4/FRI
[体長20cmの貴方へ]
ヒトの体とは不思議なモノ。
小さな卵のようなものから芽が出て
もの凄いスピードで成長しつづけ
小さくても、ヒトとなるのですから。
超音波で、初めて貴方を見たときは
『母』になる…という実感さえ湧かず、
なんだか微妙な、なんだか複雑な、
ちょっぴり恥ずかしいような気分になりました。
部外者として、ニンプという人たちを見たときに、
なんて美しいオーラを持った人たちだろう…と思っていたのに、
いざ自分の番となってみると、
「禁酒・禁煙・夜遊び自粛」と
なんだか世の中から急に疎外されたような
一気に老け込んだような、
なんだか憂鬱な気分に浸ったときもありました。
思うようにご飯も食べれず、
今まで経験したことのない体調の変化に、
驚きと戸惑いを隠すことが出来ず、
将来のことを不安に思い、
全てにやる気をなくすような…そんな日々が続いたのです。
そしてまた、かつて想像していたニンプ像とは程遠い
自分の心境を恥ずかしく思うときもありました。
それでも私の中の貴方は
そんな想いとは裏腹に、
日々成長しつづけ、
貴方の姿を見るたびに、
驚きと感動を覚えるようになったのです。
トツキトオカ…。
きっとそれは、一人の女性が、
沢山のヒトの期待と、夢と、温かさに守られて、
次第に母へと成長する準備期間でもあるのでしょう。
いつか大切な貴方へ、笑顔で出逢う日まで…。

2002/8/30/FRI
[宛先不明のあなたへ]
アタシが極東の空を眺めていた頃、
あなたはそこから更に西の空を眺め
世界は広いよと教えてくれた。
アタシがせせこましいグレーの箱の中で
ちいさな価値基準に縛られていた時
あなたは箱の中から飛び出して、
世界は広いよと教えてくれた。
あなたと一緒に過ごした時は
驚きと発見の連続で、
自分が小さな枠の中に縛られていた事に気づきました。
アタシの考えが浅はかだったのか、
考えの深さなんて、
自分の深さでしか計る事が出来ないから
それが浅かったのか、深かったのか、
裏だったのか、はたまた裏の裏が表だったのか
訳もわからない時を繰り返して、
あなたが口癖のように言っていた
「自然に考えれば解ること」を思い出し、
結局は sinple is the bestなんだって事に気が付いて
アタシは小さなグレーの箱から
抜け出すことができたのです。
アタシ達の関係が、
愛だったのか、一方通行の恋だったのか
あの時のアタシには理解が出来なくて、
「自然に考えれば解ること」をてがかりに
アタシはあなたの帰りを待つことなく
遠い南へ飛んだのです。
それから何度も、なにか1つの壁にぶつかる度に
アナタの口癖だった、
「自然に考えれば解ること」をてがかりに
また1つそれを乗り越えて、
アタシは、自分の居場所を広く広く開拓しているのです。
あれから3度目の夏。
あなたは何処でこの夏を過ごしているのですか?
残暑お見舞い申し上げます。

2002/7/25/THU
[眩しい夏の貴方へ]
美味しいワインと美味しいチーズ。
この二つを抱え、ワクワクさせながら階段を上り、
脚立にまたがるあなたの後姿を眺めながら
アタシはちょっと古い椅子に腰掛けてチーズをつまむ。
そんな時間がとてつもなく、好きでした。
照明デザイナーの貴方は、
アタシよりも3,4つ年上のくせに、
やんちゃ顔が抜けない、いたずらっ子の眼をして
アクリル版やら木材を形よく積み重ねて
自分だけの城作りに夢中になってた。
貴方の大好きなチーズとワイン。
お疲れ様の乾杯をするのを口実に、
事あるごとに通い詰めた貴方の部屋。
明るく振舞う私の心の中は、
いつも「この先」を想像しては喜んで、
想像しては、かき消して。
そんな切ない恋心で一杯だったのですよ。
部屋で朝まで飲んだ後は、
美味しいラーメンを食べにいこうと、
あなたのご自慢のイタリアンカーに乗り、
その小さな車の中で、
肩が触れ合う微妙な距離感、
シフトを動かす左手にドキドキし、
別れ際、車の窓から上半身を乗り出した貴方とキスをした。
憧れの貴方と行った富士ロックフェス。
真夏の照りつける太陽の下、
緑と青がやけに眩しくて、
在るモノ全てがキラキラしてて。
「この先」のことなんて全然考えもせずに、
ただただ、その時が楽しかったのに…。
帰路の長いドライブ。
アタシは明るいだけの自分の演出しきれなくて。
苦し紛れのひと時を過ごした。
そんな自分に嘘はつけなくて、
自宅前で貴方の車を降りたときに、
一夏の恋からも降りる決心をしたのです。
以後、お変わりなくお過ごしですか?
私は今、遠い沖縄より貴方のことを思い出しています。

2002/6/21/FRI
[雨の日はお願いします]
コレはお願いです。
雨の日のお願いです。
どうか、スローペースで動いてください。
あまり私をせかさないで下さい。
先に行きたいのなら、
どうか大回りでお願いします。
…というのも。
交通手段の少ない沖縄では、
雨だろうが、風だろうが、晴れだろうが
原チャリが私の足。
ある雨の日のこと。
一台の車が、私をせかすように後ろから追い上げてきて、
ミラーを私の腕にかすらせ、追い越していきました。
そりゃもう、心臓が口から飛び出るかと思ったくらいで。
それだけじゃぁ、ござりません。
ある雨上がりの日には、
三叉路を右折しようとしているところを
車が勢いよく突っ込んできて、
慌てふためいた私は、自分のバイクの下敷きになりました。
気を取り直してエンジンをかけると、
転倒のはずみでアクセルが回りっぱなしで、
そのままバイクは無人のまま
坂を20メートルくらい走り去っていったのです。
それだけじゃぁ、ござりません。
ある雨の日には、
私の前を、急に車が右折して、
慌てふためいた私は、
またもやびっくりして転がり、
終いには腰を抜かして立てなくなり、
救急車に運ばれる始末。
コレはお願いです。
雨の日くらいはせかさないで下さい。
ここは時間がスローに流れる沖縄なのですから…。

2002/5/31/FRI
[勝気なアタシへ]
「人生ぜんぶ、勝ち負けで考えてるだろ?」
友人にそう聞かれた高校生のアタシ。
「なによ?違うわけ?」
人生、負けるか、勝つか。
アンニュイな人生なんてありえない。
そう思ってた。
最後の最後に自分の人生を評価したとき、
よくやった自分!って思える瞬間がどれだけあったか、
それによって人生の勝負が決まるって本気で思ってた。
だから、どの瞬間でも、
何においても、「勝ち」と「負け」この両者の存在を常に意識してきた。
あれから10年近く。
今度は彼からの一言。
「ねぇ、それで勝った気でいるんでしょ?満足?」
グァーンと脳天を衝かれたような一言に、
アタシは高校生の頃、友人に言われた言葉をまた思い出した。
確かにアタシは、高校生の自分よりも大人になった。
化粧も上手くなったし、世渡りの方法も覚えた。
バラエティーだけじゃなくて、ニュースだって見るようになった。
ヒールの高い靴もはいたし、洋服だって少しはお洒落になった。
大人になったはずのアタシに、
高校生から変わっていない自分を指摘され
アタシの脳裏には、彼の一言がこびりつく。
「勝った気でいるんでしょ?」
勝気‥は勝った気だった。
勝気=勝利じゃなかった。
そんなことに今更気づいて、それでもなお虚栄心を抑えきれないアタシ。
「ね、お願い。もう少しだけ勝った気でいさせてよ」

2002/5/21/TUE
[ベター・ハーフに出逢った彼女へ]
狩猟を生活の基盤としていた太古の時代。
男が狩をし、女が家庭の世話をする。
その時代にあっては、男の役割・女の役割という
それぞれの役割分担が性別によってはっきりと異なり、
男らしさや女らしさをはっきりと識別することができたのだろう。
そしてそれから何百年という時を越えた今。
女も男と対等に並び、職場を自らの戦場とする。
かつて太古の男たちが、生きるために狩猟をしていたように。
そして主夫と呼ばれる男たちが、
彼女たちの身の回りの世話をし、家庭をまもる。
そんな光景も珍しくはない今、
生きるための糧を得る人=男という図式は、いまや通用しないのだ。
それでも男たちは女らしい女性を好む。
女らしい女性。
女らしい‥とはいったい何なのか?
そもそも、あたしを女と決める要素は何なのか?
生理的な体型や、ヒトゲノムの中にYという染色体が存在しないという事実以上に
あたしを女と決める要素はなんなのだろう?
そんな事を考えつづけていた時、
幼馴染みの友人から久しぶりの電話を貰った。
「結婚することになったの‥」
そんな幸せそうな彼女の話を聞いているうちに、
あたしは彼女と夜な夜な話したある晩の事を思い出していた。
「あなたの小さい頃の写真、ってお父さんとべったりくっついているのね」
昔の写真を広げながら、彼女は笑って話す。
父親が怖い存在‥という雰囲気ではなかったうちの家庭では、
幼い頃の私が、父親にべったりと寄り添ってうれしそうに写っている。
「あたしの小さい頃の写真って、お父さんと一緒に写っているあたしの顔、
凄くこわばっているのよ。緊張して、背筋も伸びちゃってね」
そんな風に笑う彼女の父親は、元自衛隊。
いかにも‥という強面の父親は、娘の彼女も怖かった‥と話す。
「うちは小さい頃から、父親とのスキンシップが多かったから‥」
「だから、羨ましいなぁって思うのよ。だから、スキンシップが上手な男性を
彼にしたいなぁ‥って思ってるのに、私の付き合う人って、必ずって言っていいほど、
スキンシップ下手なんだよね。べたべたされるのが嫌みたい」
「女って、どこかで彼に父親像を重ねている部分があるって言うじゃない?
それって、やっぱり当たっているかもね」と私がいうと、
お互い、父親と彼の共通点を挙げては、幻滅したり、笑いあったりして語り合った。
女は自分の性染色体にはないY染色体を、結婚という結びつきによって補うのかもしれない。
自分に存在したかもしれない、一番身近な存在である父親のそれを手がかりに。
仮に男だったら、自分に兼ね備えたと思われる男らしさを求めるのかもしれない。
その女性にとっての理想の男性。
それがベター・ハーフ。
もしかしたら、自分が持つはずだった男らしさを、ベター・ハーフに委ねて‥

2002/4/24/WED
[床に落ちた髪へ]
これからが夏本番という
スカイブルーの空をガラス越しに眺めながら
真っ白なケープに全身を包まれて
アタシは髪を切りました
あまりに伸びきった髪をさっぱりさせ、
真っ白なケープを脱ぎ終えると
気分晴れやかな気分になったモノです。
一昔、髪を切ると、決まって誰かが「失恋?」と聞いたモノですが、
そんな気持ちが何となく分かるような気がします。
何かをスタートさせるとき、
以前から断ち切りたいと思っていた捨てたいしがらみや
やる気に溢れたエネルギッシュなパワーとやらを、
何か身近なモノで表現したいと思ったとき、
それが女性の場合は特に…
手っ取り早く、髪を切るという行動に出るのでしょう。
痛んだ髪が床へ落ちると同時に
捨てたかった何かが一緒になって落ちていくような
そんな錯覚をおぼえるのです
それはなんだか
やり直しのきかない自分の人生に対する
ちょっとした悪あがきの様な気もするのですが…
それでもアタシは
何かのスタートラインに立つ度に、
捨てたかった何か、変わりたかった何かの為に
髪を切ってゆくのでしょう。
自分勝手なスタートラインを引くために

2002/4/10/WED
[little ladyへ]
littele ladyとの出逢い
あれは今から10年も前のコト
それは高校1年の夏、ある土曜日。
おなかを空かせて帰る育ち盛りのアタシには、
昼御飯のメニューが待ち遠しい帰り路
長い廊下のちょうど真ん中に位置する自宅の窓からは
いつも決まっておいしい香りがアタシの帰りを待っていた
だけどその日はいつもと様子が違くって
ちょっと困惑した顔の母が椅子に腰掛けてぼんやりと遠くを見つめている
「できちゃったみたい…」母が呟く
…あれ?、おなかを満たしてくれそうなものは何処にも出来てないけど…
「反応しちゃったみたい…」
そういうと母は恥ずかしそうに顔を赤らめた
まさか…?
アタシには子供ながらの小さな夢があった
3つ下の妹と描いていた夢があった
1.家にインターホンが付くこと
2.うちに車が来ること
幸いこの二つは今ではすでに叶えられていて、
妹と夢が叶うたびにはしゃいでいたものだ
でも、もう一つの夢が、今頃になって叶うなんて
それは…
3.もう一人の兄弟が出来ること
それから数ヶ月
little ladyとの出逢いには、様々な困難が伴った
高齢出産の母は、病院から早期入院を勧められたが、
母が自宅で時間を過ごしたいとの希望もあり
私たち家族は今までにないほどの連帯感を味わった
そして母が恥ずかしそうな顔を見せた日から10ヶ月
ついにlittle ladyとの出逢いの日
彼女は首に3重もへその緒を巻きながらも
何一つ不自由なく元気な姿で私たちの前に現れた
子供と言ってもおかしくない年齢差のlittle ladyは
アタシより遙かに低い目線で真っ直ぐ前を向く
その目線は、アタシに懐かして新鮮な感覚を呼び戻す
新しいモノへの興味
知らないコトへの不安
小さなモノへの感動
今日も受話器の向こう側から…
「お姉ちゃん、好きな男の子がアタシに意地悪するの…」

2002/3/26/TUE
[浅き夢のアナタへ]
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浅き夢のあとは ふと思い出して
儚きものへと 思い馳せる
螺旋を描いては 旅へ誘う
白い蝶 一片 裾へと踊る
愛するきもちそれは決して
ひとりきれでは持てないの
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最近お気に入りでハマっている曲のワンフレーズ。
同じ曲を何度も何度も繰り返して聴いて眠った夜
アナタの夢を見ました。
そこにはなにも変わらないアナタが
部屋の隅っこに静かに座っていて
寂しそうな顔で私を見つめていました。
おそるおそる声を掛けると、
前と変わらぬ声で答えたアナタ。
キラキラとネオンの光る遊園地で出逢い
馬鹿みたいにはしゃいで運命を信じた
狭いワンルームで、
ピールと、ちょっとしたおつまみと、TVと、くだらない会話
そんな毎日がとてつもなく楽しかった。
アナタを愛した事に嘘も偽りもなくて
毎日がキラキラしてた
だけどちょっとずつお互いのリズムが変化して
私たちはいつの間にか、お互いに美しいハーモニーを奏でることができなくて
何日も泣いて、何日も悩んで、何日も後悔して、時にはお互いを憎んで
そして別々の道を歩きだした
あんなにも強いと思っていたものは
こんなに儚いものなんだと知った。
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浅き夢のあとは この手の中に
儚く 脆くて 強い 想い
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懐かしいアナタに愛すべき誰かがいることを願いながら
アタシは夢心地のまま目を覚ます
アナタに愛すべき誰かがいることを願いながら…
そう愛する気持ちは決して
一人きりでは持てないものだから…。

2002/3/8/FRI
[右に進んだアナタへ]
沖縄はすでに春を迎え、気分だけは初夏。
そちらはいかがお過ごしですか?
3つ目の角を一緒に曲がったのは、もう何年も前。
4つ目の角からは、別方向へ…。
新たなスタートはゴールの後に続くモノで、
このゴールがあったからこそ、アタシはスタートできる…
そんな風に思っている今日このごろ。
あれからいくつもの角を曲がって、曲がって、
気がつけば南向きへと進んでいたアタクシです。
それにしても、曲がった先には、常識を覆す常識があったり。
イチタスイチが2にならなかったり…
なんだかとってもワクワクしたり、ビックリしたりする事が沢山です。
それはちょっと、クラス替えの初顔合わせ…とか、席替えの後のような気分。
ドキドキ+ワクワク…そしてビックリ…納得。
また、アタシは新しいドキドキ+ワクワク…そして納得を繰り返して、
色んなモノを見て、色んなコトを感じて、そして納得して…ゴールして。
そして新しい角を曲がるのでしょう。
一つの素敵なゴールの先は、また一つ新しいスタートがあるのでしょう。
「じゃ、アタシは次の角を右に行くね…」

2002/2/26/TUE
[手紙をくれたアナタへ]
お久しぶりです。
この前は、お手紙をありがとう。
私の方からなかなか手紙を出さずにいてスミマセン。
手紙から、アナタの元気そうな姿が想像できて何よりです。
それにしても、手紙というのは、 貰って嬉しいものですね。
それがメールという手段になっても同じ事。
やはり、人は、誰かとの繋がりを信じて生きているものなのでしょうか?
それはもちろん、love letterであっても同じ。
永遠に続く繋がりを夢見て、人はlove letter に想いを託すのでしょうね。
でも、その繋がりが、通り過ぎた過去になった時
切なさや罪悪感や寂しさ、そして時には無感情をも引き起こす。
そして過去に起きた事実を、誰もが気にとめなくなった時、
その事実が無になったような気がするのです。
そんな感情が、怖くて、恥ずかしくて、寂しくて、
私はいつからか、手紙を書くのを止めてしまったのかもしれません。
それでも、
あなたから手紙を貰ったことをきっかけに、
この恥ずかしさや、怖さを捨ててでも、
色々なアナタに手紙を書き続けていこうと思います。
いつかは、アナタへ…
いつかは、もっと遠いアナタと
一瞬の繋がりがあることを夢見て。
だから、この手紙は、
ちょっとした勇気をくれた手紙に対する、感謝の手紙なんです。
これからもアナタと繋がっていますように…。

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