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| [雨の日の帰り道](小説、コラム、エッセイ等々を公開中)というステキなTEXTサイトのKURAさん。cdcライターとして参加頂きました。 |
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PROFILE
NAME :KURA
年 齢:33歳
血液型:A型
星 座:水瓶座
出身地:大阪
好きなもの:自然。静寂。ひとりの時間。藤沢周平の本。
嫌いなもの:喧騒。酔っぱらい。団体行動。流行。右へならえ。
好きな場所:我が家。
■御感想はKURAまで
■WEB:雨の日の帰り道
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2003/12/2/TUE
[どうしてこんなに恥ずかしいんだろう]
恥ずかしい。
いつも、恥ずかしい。
たいてい、照れくさい。
私は海外に行ったことがないけれど、もし行ったら、
外国の人からは「失礼なやつだ」と思われる日本人の
代表に違いないとおもう。
話をするとき、相手の目を「じーっ」と見ることが
できないのだ。恥ずかしくて。
誰かとおしゃべりをしたあと、それがどんなに些細な、数秒の、
とるにたらない世間ばなしだったとしても、
口をつぐんだあと、自分の言ったことの恥ずかしさに、
いてもたってもいられなくなることが、よーくある。
大阪人のくせに、吉本新喜劇のギャグが、
どうにも恥ずかしくて見ていられない。
自分のすぐそばで誰かが失敗してしまったとき、
恥ずかしさのあまり本人以上に硬直してしまい、
さらっと笑って流してあげることができない。
ありがとう。ごめんなさい。おつかれさま。どうぞお先に。
喉元まで出かかって、恥ずかしくなって、
つい飲み込んでしまうことが多い。
それでも、まあ、ね。
今では一応社会人なので、それなりに、
フォローはできている……つもりではあるけれど。
子供のころは、もっと悲惨だった。
友達とケンカをしても、面と向かって謝ったためしがない。
誤解をとく言葉を口では伝えられなくて、
私はいつも、かならず手紙を書いていた。
母が、私にばかり家の用事を言いつけることに怒り、
抗議文を書いて突きつけたこともあった。
(なんと母はいまだにその抗議文を保管している!)
口で言うのが恥ずかしいから、文章を書いた。
言葉や表情でうまく伝えることができないから、
文章を使うしかなかった。
わたしの文章の力は、長い年月、
そうして積み重なってきたものだ。
おかしなもので、ネガティブな種から生まれた
その文章の力は、今の私の生活を支えている。
なのに、ですよ。
私ってば、その文章でさえ、
人に見せるのが恥ずかしいとおもっている!
恥ずかしいって気持ちは、どこから生まれるんだろう。
自信が持てない、という一言では片付けられない、
深く深く入り組んだ、ひとのこころの襞。
その気持ちを、私の中から消したいとは決しておもわないのだけれど、
その気持ちが、私の表現のブレーキになっていることは確かだから、
もうすこし、言うことをきいて、おとなしくしててくれないかなぁと、
いつも、おもってるんですよ。

2003/8/13/WED
[閉まるドア]
朝、いつものようにホームに並んで電車を待っていた。
私は列の最後尾で、私の前には、ベビーカーの赤ちゃんと
幼稚園くらいの男の子をつれたお母さんがいた。
電車が入ってきて、ドアが開き、順番に乗り込んでいく。
私の前にいたお母さんが、ベビーカーを抱えて乗り込み、
そのあとに男の子が続いて乗り込もうとした、そのとき。
とつぜん、ドアが閉まりかけた。
危ないっ。
私も、お母さんも、あわててドアを手で押さえた。
閉まりかけたドアがもう一度開いた。
男の子は挟まれる寸前だったけど無事で、
私もそのあと急いで乗車した。
あー危なかった。
しかし、である。
電車が走り出してしばらくすると、
「駆け込み乗車は危険ですのでおやめください」
というアナウンスが流れるではないですか。
いやいやいやいやいやいや。
天に誓って、駆け込んでないってば。
お母さんは恥ずかしかったのか、
「なにやってんの!」と勢いで男の子を叱ってたけど、
どう見てもその子は悪くないよ、うん。
もうひとつ、閉まるドアといえばエレベーター。
私が働いている会社のビルには
ほかにもいろんな会社が入っていて、
けっこう人の出入りが激しい。
ビルのエレベーターは4機あるのだけれど、
ボタンは中央にひとつしかないので、
かんなり不便だったりする。
ある日、1階でエレベーターを待っていたときのこと。
待っていたのは、私と、どこかの会社員の男性と、
セールスレディっぽいおばさんの3人だった。
いちばん端っこのエレベーターが到着し、ドアが開いた。
私たち3人はそろってそちらへ移動、
会社員の男性がまっさきに乗り込んだ。
続いておばさんが乗り込もうとしたとき。
おばさんの鼻先1センチほどで、ドアがばたんと閉まった。
私はあわててボタンを押そうとしたんだけど、
ボタンの位置が遠くて間に合わず。
エレベーターはそのままするする上昇していった。
「信じられへん……」
おばさんはボソリとつぶやき、私を見た。
先に乗り込んだ会社員が、私たちを残して
「閉」ボタンを押したのは間違いないと思われた。
顔を見合わせて、苦笑するしかなかった私たち。
ぼーっとしてちゃいかんな、とつくづく思った。
ちゃんとマナーを守っていても、危険な目にはあうのだ。
気をつけなくては。

2003/7/17/THU
[どうぞよろしく]
来る日も来る日も雨降りばかり。
靴は濡れるし泥は跳ねるし、髪はふくらむし、
洗濯物は乾かないし。
でも、私は雨の音が大好きなのだ。
雨降りの日は、人や動物などの「声」をたてる生き物が静かになって、
そのぶん、ふだん「声」を出さない木や草花が生き生きとしてる。
そういうところも好き。
雨の色といえば、何色を想像しますか?
私はブルー。ブルーは、私がいちばん好きな色。
いつだったか、バスの中で子供が母親に
「お日さまって何色?」と、聞いていたことがあった。
母親は「何色だと思う?」。
うーん。これは、きっと人によっていろいろだろうね。
私にとっては、お日さまの色はイエローかな。
イエローは、ちょっと苦手な色かもしれない。
「なにを書こう?」
ここでコラムを書かせてもらうことが決まって、
まず私が悩んだこと。
ネット上に自分のサイトを持っていて、
そちらでもコラムを書いている。
これがまた、とびっきり暗い。
これでもかって井戸の底に突き落とす勢いで、容赦なく暗い。
もともと私はとってもネガティブな性格の人間なので、
自分の中に存在するポジティブな部分というのは、
どう見積もっても全体の3割か2割くらいしかない(想像だけど)。
だもんで、自分が思ったことや感じたことを、
そのまんま素直に書きつづると、
たいていは暗い内容になってしまう。
自分のサイトでは、心の傾くままに書くことを最優先にしているので、
それはそれでいいと思っているのだけれど。
でも、せっかく「カフェドショコラ」で
書かせてもらえることになったのに、同じでいいのか?
よくない。
そりゃつまんない。
進歩もない。
なら、その「3」か「2」しかない私の中のポジティブな部分というのを、
意識して掘り起こしてみるのも、悪くないかもなぁ。
だって「0」ではないんだもの。
「3」でも「2」でも「1」でも、「0」ではない限り書ける。
……と、思う。
そんなわけで、ここではなるべく意識して、
私が好きなものや心地いいと思うもの、
うれしかったこと、
楽しかったこと、
はたまた笑っちゃうようなことを中心に、
書いていきたいと思います。
ま、ときどきブルーが入るかもしれないけど、
そこは大目にみてください。
どうぞよろしくお願いします。

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