NATSUDONZYKANOKAORUMIYUMACOKUMIKOYOUTERUYOAKO
MASAMITUBASAAIRIaHANAYOHINATAKURANAOMIOSINKEI
HOMEBBS

香港在住のcdc最年少ライター:RIaさん。ライターとしてはまだまだこれからですが、多少ギャルチックなテイストと背伸びしたTEXTが魅力的で採用しました。
PROFILE
NAME
:RIa
年齢:18歳
血液型O型
星座
:やぎ座
出身地:横浜
在住地
香港
好きなもの:果物、野菜全般、小物、雑貨、音楽、紅茶、動物、ゲーム、映画
嫌いなもの:ナス、ケーキの類、虫、幽霊、ホラー映画
好きな場所:長居できる落ち着いたカフェとかお店、ひなたぼっこできる公園、明るい場所、雰囲気や内装がすごい自分の大好きな部類にはいるお店や場所
趣 味:読書、写真、作詞、ものかき、歌う事、踊る事、演劇、お買い物、散歩

ご意見ご感想はRIaまで

 香港テイスト【FORTUNE】
2003/11/26/WED
[メガネの理由]
先日、MTR(香港の地下鉄)で面白い光景を見た。
私の向かい側に座る三人の男子学生。おそらく中学生かなにかだろう。
制服も一緒だったし、彼らが乗り込んだときも一緒だったので、友人関係だと思うのだが、しかし彼らは席についた途端、重たそうなカバンから本を取り出し、黙々と読みふけりだしたのだ。
三者三様の本の持ち方で、次々とページをめくっていく。
その中に会話はなく、ちらりと隣を見やる様子もないのだ。
仲がいいのかなんなのか。なんだか見ていて面白くなってしまい、私は自分がその電車から降りるまで、その光景を眺めていた。

香港の学生はよく勉強すると思う。
遊び盛りのはずなのに、漢字でめいっぱいに埋め尽くされた分厚い本を黙々と読みふけっている少年、少女の数はすごい。
そして皆メガネをかけているのだ。

遺伝子的なものでもあるのだろうか?
町で見かける七割は大体メガネをかけている。友人にもコンタクトレンズ愛用者は数多い。
そしてよく勉強をする。

私はサボり癖の強い学生だったので、宿題やテストが終わってしまえば教科書やノートを開くことなんてしない。ましてや参考書なんて買ったことがない。
私も目が悪い方だが、その理由はもっぱらゲームのやりすぎだ。

読書をする事、それはとても楽しい事だ。
本を読む事が好きな私は確かにその魅力をしっている。
勉強にいそしむ事、それも確かに大事な事だ。
もっと勉強していればいい成績をとれたかも、と悔やむ私は、その大切さを多少なりとも実感している。
でも、果たして電車の中で、友人たちと居る時にまでする事なのだろうか?
彼らには彼らの関係があるだろうし、とりわけ私の関与する事ではない。
でも、なにか、違うんじゃないかな。と思ってしまうのだ。

電車の中の三人の少年は、一度も本から顔をあげることなく座り続けていた。
私が降りたあとも、きっとそうだったのだろう。
メガネの位置を直して、ページをめくる。
そんな光景が、実はふとまわりを見渡せば珍しくも何ともないものだと、私は気づき、香港の学生は大変だな。と思ったのだった。




2003/11/17/MON
[気候がおかしい]
最近の気候は異常だった。
どうやらそれは香港だけでもないらしいけれど、どう考えてもおかしいのだ。
11月なのにこの熱さはなんだろう。
道行く人はTシャツを着ているし、かくいう私もキャミソールと薄手の上着だけで過ごしていた。
友人に「去年もこんなに熱かったけ?」と聞くと、「まさかぁ、去年はもっと寒かったよ」と笑いながら返された。

そうなのだ。
私の記憶が正しければ、去年の今頃少し厚手のカーディガンを着ていたはずだ。
だいたい、家の中でクーラーをつけて寝られるほど熱いのは、どう考えてもおかしかったのだ。

そんなこんなで、熱い熱いと嘆いていた私たちに突如の寒風が吹き荒れた。
今まで27度、28度と気温を上げていた空気が、一気に17度まで下がったのだ。それも一夜で。
これには参ってしまった。
朝起きたらクーラーはつけっぱなしで、死ぬ思いだった。
薄い布団を体に巻きつけつつ、私は必死でクーラーのスイッチを切った。
そしてくしゃみを一つ。
どうやら風邪をひいてしまったらしい。

「あー…。なんか急に冬らしくなったよね」
「急すぎだよ。これじゃ皆風邪ひくよ」
と友人とさらに嘆きつつ、ふと道行く人を見る。

あれ?あの人普通にTシャツ一枚だよ?

という疑問が二人の頭を埋め尽くすが、やはり風は冷たく空気は冷えていた。
なんだかんだ言って去年の寒さはまた香港に降り立つらしい。
寒いのは寒いのでイヤだったが、異常気象よりはましだった。

「これで冬服きれるねー」と笑い合って、
夏服をようやくタンスの奥にしまいこんだ。




2003/10/18/SAT
[夜]
香港の夜は決して真っ暗にならない。
音も静まることを知らなくて、無音の世界なんてものはありえない。
確かに初めは慣れなかった。うるさくて、明るくて、さっぱり眠れなかった。
しかし今はどうだろう。
このうるささと、明るさが心地いいのだ。

香港には迷惑行為をやめる、という道徳的概念は基本的にないと思う。
夜中だろうがなんだろうが、マージャンのあのジャラジャラと牌を混ぜる音や
カラオケを大音量で響かせる。
さすがに眠れなくて壁を蹴ったことがあるが、それもさして相手には気にされない。
時々犬が吠え出したり、子供の泣き声が聞こえたりする。
それがお隣さんからだけならまだしも、団地のそこらから聞こえるのだ。
父親は非常識だと憤慨してやまない。

夜景の綺麗な町、として知られる香港はいつでもどこでも光がある。
今はオフィス街も節電・・・というより経費節減のために電気を消したりして、
100万ドルとうたわれたあの光の洪水はもうない。
それでもまだまだ光の量がおおいのは一般家庭からもれる光だ。
夕方になり、空が暗くなるとぱっと部屋の電気がつき、それが朝になるまでつきっぱなし。
なんていう家はざらだ。
そういった家からの光が夜、カーテン越しに部屋の中にもれる。
真っ暗で無音の夜がひろがる日本とは大違いだ。
こんなに明るくてうるさい夜はそうそうない。

最近停電がはやりらしいけど、香港が停電になったらどうなるんだろう。なんて思う。
まぁ香港人は根が図太いから、
さっと懐中電灯かなにかを用意してマージャンの続きでもはじめるんだろう。




2003/10/15/WED
-9〜10月のテーマ『携帯電話の向こう側』-
[声]
声を届ける、という行為。声が届く、ということ。
その声が好きな人であればあるほど落ち着くものだとおもう。
なんだか無性に声が聞きたくなるときや、落ち着かないときって、ほんとうに人の声に癒される。
本音を言うとぬくもりがほしいけど、真夜中だし、ムリも言えないから、
一つにつながった携帯の電波にのった、彼の声で我慢する。
それはほんとに、何てことない雑談。
時には話しなんてしないで、ただ電波がつながっているだけの状態。
無言の中で、ずぅっとつながりっぱの携帯を耳に押し当てる。
安心をくれる、暖かい電波の波。

ところで、電話で話す。という行為を、実は私はあまりしない。
やはり生身で話したほうが、目と目を見て話したほうが好きだし、伝わるものも違う。
といってもそういった関係でもうまくいくのは友達までで、
これが好きな人や彼氏になると話が違ってくる。
ずーっとそばにいたいけど、それは無理な話だから、せめて電話で声が聞きたくなる。
一種の安定剤だ。
つながらないときは悔しくて、何回もかけてみる。
そして電話を握り締めたままで朝を迎える。
相手にだって生活があるから、そんなにわがままをいっていられない。
わかっている。 だけど、やっぱり電話して欲しい。
そんな堂々巡り。

携帯電話を持ち始めたのはいつだっただろう。
香港では引っ越してきてすぐに買ってもらった記憶がある。
なにせ私は言葉がしゃべれないものだから、
いざとなったらタクシーの運転手に電話越しで親と会話してもらうことになる。
それに親が心配性なものだから、何かあったら大変とばかりに携帯電話を持たせたがる。
まぁ、そのおかげで道に迷うこともなく、友達との番号交換に困ることもなく、
多少親の干渉がはいったりはするが、それはまぁ仕方のないこととして、
香港の携帯電話LIFEは十分なものだ。

そうこうするうちに携帯電話は私の生活の中で欠かせないものになってきた。
まずはこれがないと家から出してもらえない。
友人の連絡先も携帯電話のメモリーにはいっているし、
なにより私に必要な「声」を届けてくれる電波が受信できなくなってしまう。
たとえ携帯電話の向こうが、あたしと同じ気持ちでいなくとも、
「声」というぬくもりが、あたしに必要なのだと思っているのだ。

ただ、香港の携帯にはすばらしくありえないシステムがある。
それは電話を受けた方も、送った方も料金がかかる。ということ。
さっぱり意味がわからないというのが心境だ。というか、ほんとうにありえない。
なぜ電話をかけられたほうもお金を払わなくてはならないのか、と。
たとえ間違い電話をかけられても、一分何十セントというお金を払わなくてはならない。
まったくもってふに落ちない。
しかし、そういうシステムなのだからしょうがないのだ。
そう納得するしかない。
いくら電話の使いすぎだと親から怒られようと、声のお守りは手放せないのだ。




2003/8/13/WED
-7〜8月のテーマ『スキルアップ』-
[英語なんてイヤャぁ]
私は語学力を吸収していくに関して、自分には全くの才能がないものと思っている。
母国語の日本語ですら年をおうごとに危なくなってきているのに、
これ以上に他国語も体得しろ、というのはムリな話。
しかし私は他国語の飛び交う、Internationalという名を掲げた学校に通っている。
なにがなんでも勉強しなければならいのが現実なのだ。

まずは学校での会話。
うちの学校はInternationalなんて名ばかりの、日本人と広東人の多いところだ。
日本人同士で固まるのはよくないけれど、やっぱりそこに集まってしまう。
他国語を学ぶ上で、本人の意欲意外に「環境」というのが絶対的に必要だと思っている。
家に帰っても日本語、学校でもほとんど日本語、これじゃあ全然上達しないのだ。

「Speakingはなかなか上達しない、せめてListeningだけでも上達させよう!」
というわけで、テレビのニュースを見る。かなり難しい.....。
特に政治関係やらなんやらはさっぱり分からない。
聞き返したりもできないから、とりあえず聞き流す。
.....そのうち寝てしまう。

.....だめだこりゃ。

気を取り直し映画を見てみる。字幕はもちろん広東語。
漢字だらけの字幕を見るだけでも、状況の半分を理解してしまうので、
なるだけ見ないようにして、英語に耳を向ける。
映画の英語は大抵簡単なものが多い。
間違って理解していたりすることもあるけれど、
聞き取り能力はそれなりに向上している気がする。

Very Good!。

しかし文法というのは本当に、本当に難しい!
中学を通して6年、この英語の文法の同じところを何度も何度も習ってきたけれど、
今だにさっぱり理解ができない。ついでにボキャブラリーも増えない。
そんなこんなで文章を読んだり聞いたりしても、頭の中ではFeelingで理解してるのだ。
その理解した内容が当たる確率は七割、八割。

うん。私もなかなかのものではないか。

という自己満足のもとに、今日も映画を見る。そうしてListeningも向上する?
で、話すのはいまだに不得意。

.....だめだこりゃ。




2003/8/6/WED
[デートスポット]
「今日なにするー?」
「んー…。特に行きたいとこもない」
「買い物とかは?」
「お金ないよぉ」
「だよねー」

という会話が日常茶飯事な私たちカップル。
学生でお金もそんなにないし、とりわけ住み慣れた私たちには、面白いところもない香港。
香港での恋人たちは一体全体どこで遊んでるの? 
と聞いてまわりたくなるほど、デートスポットの無い町だ。
もっと遊ぶところを増やして欲しいなぁ。とぼやいてみても、
念願のディズニーランドだって、出来上がるのに5年もかかっている。

日本でデートしてた頃は、確かにお金は無かったけど、
公園とかウィンドウショッピングとか、カラオケとか、ボーリングとか、
それなりにいろいろあったはずだ。
でも香港だと本当に困る。
なにせいくら物価が安いとはいっても、それは日本のお金を香港ドルに換算したときのことだ。
香港に住んでいる学生には、一回60HKドル以上のボーリングやカラオケは懐に痛い。

さて、お金のかからないデートとして、公園へ散歩という選択肢がある。
といっても暑いし人も多いし、心休まる?と聞かれてもうなるしかないし。
ウィンドウショッピング、といっても、やはり暑いし、人が多いし、
度々ぶらぶらしてるだけだとげんなりとしてしまう。
そんなこんなで、大抵は「お家でまったり」が私たちの定番だ。

観光地として栄えた町はこんなもんなのかなあ? とクビをかしげる。
香港は遊園地も一つしかないし、何気に動物園もある。
という噂だが、どこにあるのかはいまだにわからない。
セントラル・ピークも数ヶ月に一度行けばいい方だし、
なにせ人がどこに行ってもうじゃうじゃいるので、最終的にはお外はいや。な状態だ。

友達に聞くと、食べ歩きにでる。という返答が帰ってきたことがある。
「そのおかげで太っちゃったよー」と笑っていたが、それもありかとうなずいてしまった。
食べ歩きの町香港。いや、しかし恋人同士のムードにかけるっ。
更にその友人にきくと「でもやっぱり香港はデートスポットないよねー」らしい。

やはり香港のデートスポットは、どの友達に聞いても、
最終的には「お家でまったり」なのだった。




2003/7/12/SAT
[Hi, how r u then??]
はじめましてRIaと申します。
なんだかドキドキしています。
まさか本当に自分がこの、カフェ・ド・ショコラのコラムメンバーとして
コラムを書けるなんて思ってもみませんでした。

「自然体の自分」をモットーに頑張っていきたいと思います。
小さい頃から、自分の感じたこと、思ったことを人に伝えたい「欲」がありました。
それは自己満足的なことではなくて、たくさんの人との「共感」を求めているのだと思います。
自己満足だよそれ。 と言われると言葉に詰まったりしますが……。

香港と日本の味を混ぜて、子供な自分と、がんばって大人になろうとする自分を混ぜて、
コラムを書いて行きたいと思います。

こんな新参者をどうぞ皆さんよろしくお願いします。


[ごった返しの街]
色々なモノが溢れる。
熱気と湿気と活気で賑わうこの街を、今は親しみをもって、眺められる。

上は高層ビルの窓。まど。マド。それに反射した太陽の光。
下は道行く人とゴミ箱と違反の海賊版DVD販売員。車の音と人の笑い声。

場所が変われば上は看板と下は出店・露天ワゴンのオンパレード。
安いよ安いよとおばちゃんが声をはりあげる。確かに安いけど、
あまりおしゃれな服ではないよ。おばちゃん。

道を一歩踏み出せば誰かと肩がぶつかるなんてのは、
なにも東京の渋谷だけではなくて、香港は、どこでも、そうなのだ。
チラシ配りの手を押し返し、行き交う人と肩をぶつけ、
太陽の元気さに呆れながらも、そこかしこと並ぶ店に目移りさせる。
ちなみに人がぶつかってきても、すみませんの一言はない。
相手はこっちが悪いと思ってるから。

ふと、ビルや店の中から流れる冷たい空気に、歓声をあげる。
あるいは巨竜山(喫茶店とは一味違う。ローカルでは有名)で一息いれる。
マンゴジュースやスイカジュース、キウイジュースなんかで渇きを潤して、
また街へ繰り出す。
ぶらぶらと歩き続けて、安くていい掘り出し物があると嬉しくなって買う。
奥にあった店よりも5ドル安いとか、3ドル高いとか。
こっちの方がカワイイだとか、このレースいらない、だとか。
そんなことを言いながら楽しむショッピングは、いつになっても楽しくて、時間を忘れる。

多少衛生面を気にするならば
ローカルに立ち並ぶ露天のシュウマイやアウユン(魚のミートボール)には手をださないでおく。
といってもお腹の方はすでに鍛えられていて、滅多なものじゃなかなか当らないのだけど。
露天に並ぶものは様々。いつまでたっても品数と名前を覚えられない。
仕方がないから、いつも同じモノをかう。でも、それがウマイのだ。
夏でもハフハフとあっつあつのシュウマイをかじる。
じゅわっと口の中に広がる肉汁と口から漏れる湯気。

例えば、日本と香港の違いとはなんですか?と唐突に聞かれたとする。
三秒考えて出る答えは、ゴミ箱と自販と電柱の数。
香港と日本を味わった事のある人なら同意する事間違いなしなのだ。

香港に電柱はない。なぜならすべての線を地下に埋めてるかららしい。
その代わり、日本でアレだけ等間隔で置かれてる電柱の変わりに、ゴミ箱がある。
距離感覚がある方ではないが、5〜10メートル感覚で必ず一個はある。
だからゴミが出来たらすぐ捨てられる。が、日本だとこうはいかない。
ずっと持つハメになることが多々あるのは、私だけではないはず。
ついでにいうと自動販売機の数。
まったくもってソレが街の中では見られない。
しかし香港人に「香港て自販ないよね」というと「あるよ!」と言い返されるのだ。
確かにあるといえばあるのが、公園などの隅に少しだけだ。
これは推測だが、自販よりも露天・出店の類が多いからだと思う。
人件費が安い上に働き口も増えるし、確かに一石二鳥…のようなきもしなくはない。

どこもかしこも何かがごった返し、そこかしこでなにやら騒がしい。

熱気と湿気と活気であふれるこの街を、今はどうしようもないほどに愛しく感じる。