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大阪でコピーライターをやっているYOUさん。
「もっと自由に書いてみたい」とラヴコールを頂きました。 コピーライターになって丸10年。YOUさんのSLOW
SWIMMING! |
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PROFILE
NAME:YOU
年齢: 33歳
血液型: B型
星座: 獅子座
出身地: 大阪府
好きなもの: 鶏肉、お酒、あらゆるスポーツの観戦、犬
嫌いなもの: 納豆、虫、湿気乾燥
好きな場所: 大阪、実家、本屋、ハンズ、ロフト、ホームセンターなどモノがあふれるお店
趣味: 料理、飲食、散歩
ご意見ご感想はこちらまで≫YOU
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2004/4/5/MON
-1〜2月のテーマ『最近気づいた事』-
[ハル、ウラハラ?]
子供の頃、私は「どうしようのyou」と呼ばれていた。
ちょっとしたことでも「どうしよう、どうしよう」と、
悩んでばかり、助けを求めてばかりだった。
今の私は独り身が故に何でも自分でやらなければいけない。
掃除、洗濯はもちろん、電球が切れても、
ゴキブリが参上しても、地震が起きても、
独りなのだから何とかしなくてはならない。
以前住んでいたマンションでは2度もドロボウに入られた。
グニャリと曲がったサッシ。グチャグチャの部屋。
「どうしよう…」。
すぐにでも誰かに来て欲しかったが
家族や友達に知らせれば心配をかけてしまう。
1度目も2度目も独りで震えながら警察を呼んだ。
こうやって何でも独りでできるようになっていく。
確かに独りは気楽だ。自由だ。
それを誰にも壊されたくない、邪魔されたくないと思う。
最近ますます強くなっていく私。
でも、ふとした瞬間に感じる不安と焦燥。
強さとうらはらに子供の頃からちっとも変わらない
弱さにも気がついている。

2003/12/24/WED
-11〜12月のテーマ『これが私の生きる道』-
[いつもニコニコ]
隔世遺伝。私はまさにこれにあてはまるらしい。
祖母にそっくりらしい。体系、顔つき、気の強さ(笑)。
私が8歳のとき天国にいった祖母。
小さな体で8人もの子供を産み、育て、
晩年はガンに冒されながらも、
最期はびっくりするくらい美しく逝った気丈な明治女。
昔はとても厳しく、怖い人だったらしいが、
私にとってはやさしいおばあちゃん。
彼女が放つほんわかとした空気に
小さいながら癒されたものだ。
そんなおばあちゃんがいつもいっていたこと。
「女の子はいつもニコニコしてなさいやぁ〜」。
子供の頃はその真意がよくわからなかったが、
大人になると理解できるようになってきた。
愛想笑いというわけじゃないけど、
ニコニコしている人はこちらだって気分がいい。
仕事もブスっとしていたらいいものは浮かばないし、
クライアントも不愉快だし。
ニコニコしていると、
悲しいことも辛いこともいつのまにか消化され、
気持ちが晴れてくる。
あの日も私は泣かないように必死でニコニコしようとした。
「なんでこんなときも笑ってられるねん」
彼に非難されても私は笑った。
だって仕方ないやん。悲しい現実を一刻も早く消して、
前を向いていきたいやん。泣いてても同じでしょ?
おばあちゃんがいってたいつもニコニコ。
最近heavyなことも多いし、悲しいnewsばかりだけど、
笑っていたら少しはhappyになれる。
そう、だから今日も明日も私はニコニコ。

2003/10/2/THU
-7〜8月のテーマ『スキルアップ』-
[うまいなあ…]
突然だが、あたしはめちゃくちゃお酒が好きだ。
給料のほとんどは飲み代に消える。
週末の暴飲暴食はあたりまえ。
お酒での失敗も数知れず…。
立ち上がることすらできない二日酔いにみまわれ、
「神様、二度とお酒は飲みません」と誓っても、
次の日には酒場へと向かっている。
いちばん大好きなのがビール。
お寿司でも焼き肉でも焼き鳥でも
イタリアンでもフレンチでもビール。
ゴクゴク、グビグビ飲めるのがいいのだ。
でも他のものにも憧れていた。とくに和の酒の世界。
あれこれ種類があって楽しそう。
まずは日本酒からトライしたのだが、
「病院へ連れて行って…」と懇願するほど悪酔いし、断念。
次にトライしたのが焼酎。
チューハイは飲めるし、大丈夫だろうと
「本格焼酎」にトライしたのだが、
日本酒がトラウマとなり、おいしいとは思えなかった。
そんなある日。ふと目にした「焼酎特集」。
焼酎は血液サラサラ効果がある。
太らない。二日酔いしにくい。
なんと!! そうやったん!
さっそく小さな瓶の麦焼酎を購入。水割りにしてみた。
「ん?……うま〜い!!!」
以前に飲んだ時の良くない印象が嘘のよう。
というわけでビールから焼酎へシフトチェンジ。
あれこれ本を読んだり、飲み比べたり、
そのディープな世界を堪能中。
チビチビと飲むのもいいもんだ。
そういえば、酔っぱらい度もマシ。
あたしの飲み方もスキルアップしたのかな。

2003/9/19/FRI
[真っ白]
その日は授業なんかそっちのけ。
クラスのほとんどの人間が
西日が差し込むいちばん後ろの席の彼の表情に
釘付けだった。
彼の耳にはイヤホン。
そして突然大声を上げて立ち上がった。
「うお〜〜〜!!!」。
それを合図にクラス中が「うお〜〜〜!!!」。
あれから辛酸というものをイヤというほど
なめつづけてきた。
「もういいや」と、存在を忘れようとした。
でも、いつも気になる。ほんと悔しいくらいに。
毎年4月のある特別な日に食卓を飾る赤飯。
あちこちにお奉りされるシマシマ模様。
そう、今年も同じようにはじまった長いシーズン。
ついにやった!
ついに勝った!
ついに夢が叶った!
「あ〜しんどかった」。
TIGERS Championship!!!
あの日以来、頭は真っ白。
ふわふわと雲の上を飛びはねているようだ。
「あ〜しあわせ」。

2003/9/16/TUE
[その一言]
言葉というのは、すごい力を持っている。
励まされたり、傷ついたり、
人生が変わってしまうことだってある。
中でも言葉の威力が顕著にあらわれるのが恋愛の場面。
たった一言で恋がはじまったり、おわったりする。
売り言葉に買い言葉。押し問答にだんまり。
私たちの話は平行線のままで一向に進まない。
〜これではいけない〜
なんとかしようとした瞬間、彼が発した言葉に私は愕然とした。
〜ああ、ほんとうにもうだめなんや〜
わかっている。仕事が大切なことも。忙しいことも。
ただ、大げさかもしれないが、こちらは死ぬか生きるか、
ギリギリ状態だったから。
「23時までに仕事のメールしないとあかんから電話切るわ」
「仕事と私、どっちが大切なの?」
そんな女にだけはなるまい!と思っていたのに、
私はそんな女の道をガンガンと突き進んでいた。
電話の向こうで、彼は相当イライラしていたんやろうな。
刻々と迫る時間に、どうやって私から逃れるか。
感情の起伏が激しく、何でもはっきりといってしまう
私に対して、彼はいつも笑ってくれていた。
そんな彼らしいさりげない最後の言葉。
私とってはやさしくて、つめたい最後の言葉。
言葉というのは、すごい力を持っているものだ。

2003/7/18/FRI
[希望のかけら]
目の前が真っ暗になるほどの絶望に陥っても、
頭の中が真っ白になるほどの衝撃に打ちのめされても、
無理矢理気持ちを奮い立たせ、
地べたにはいつくばって、必死に希望のかけらを探した。
それは、砂漠の中でたった一粒のビーズを
探し出す途方もない作業。
だけど、そこにビーズが落ちているのはわかっているから。
みつけた時、また進んでいくことができるから。
何度も何度も何度もこの作業を繰り返してきた。
はじめはみつけるのが大変だったけど、
この頃はあっさりみつけられていた。
なぜ?どうして?
みつけるのは上手くなってきてたはず。
暑さにも、ひとりで作業することにも慣れているはず。
なのに、どうしても探す気になれない。
もう、いい。
ここで絶望と衝撃を受け入れ、
自分自身で消化していこう。
そう、本当は随分前から気が付いていた。
必死でみつけた希望のかけらが
どんどん小さく小さくなっていたことも。
キラキラとした輝きがどんどん失せていたことも。
ココニハ、モウ、キボウハナイ
たとえ、みつけても私を支えてくれるほどの
威力はないだろう。
砂漠の暑さが砂塵に変えてしまったのだろう。
弱い私が自分を保つためだけに
探し尽くしてしまったのだろう。
さあ、前を向いて、
もっと大きな大きな希望を手に入れよう。
そう、今度は下じゃなくて、
上を向いていこう。

2003/7/1/TUE
[ホーム&アウエイ]
あたしは大阪で生まれた女。
淀川の水を産湯に使い、粉ものを主食とし、
土曜・日曜には必ずヨシモトを見る。
阪神タイガースをこよなく愛し、
「ジャンケン」を「いんじゃん」、
「ワイシャツ」を「カッターシャツ」という。
この間、新聞記事で初めて知ったのだが、
大阪で売られているパンは「6枚切り」、
東京で売られているパンは「8枚切り」なんだそう。
もちろん、わが家のパンは昔から6枚切り。
とにかくコッテコテのベタベタの折り紙付き大阪人だ。
ただ、なぜか大阪人は全国の方から白い目で見られがち。
コトバがきつい。あつかましい。セコイ。
マナーを守らないなどなどなど…。
同じ近畿圏でも神戸や京都の方と一緒にすると怒られる。
確かに大阪人はどこでもいつでも大阪人のまま。
「郷に入れば郷に従え」なんてことはほとんどない。
大阪人の友達と話していて、お互い妙に納得したのだが
多くの大阪人が「アウエイ」にめちゃくちゃ弱い。
まったく違う場所や言語、世界におかれると、
なんだか背中のあたりがモゾモゾっとして、
なんとか自分を保たねば!!と思ってしまう。
だから無理に大阪弁でしゃべったりしてしまうのだ。
大阪人のあたしですら、大阪がイヤになることもある。
不名誉な事件なども多い。
でも、「アウエイ」から戻ると、妙にほっとする。
新幹線の窓からギラギラネオンなんかが見えると
「あ〜帰ってきた」と思う。大阪に限らず、
誰しも「ホーム」はそうなんだろうと思うけど、
とくにね。
あたしは大阪で生まれた女。
もし、どこかで暮らすことになっても、
コッテコテ・ベタベタがあたしの「ホーム」やねん。

2003/5/22/THU
[エリート]
「警察24時」「密着! 消防レスキュー隊」「緊急119番」
私はこの類の番組の大ファンだ。
緊迫した現場。捕まる方と捕まえる方の攻防。
見ているだけでドキドキする。
なんといってもすごいのは、現場に立ち向かう
警察官や消防士、レスキュー隊員の方々の
ひたむきで力強い姿だ。
この間は海上保安庁の特別救急隊を見た。
彼らはとくに緊急や困難を要する海難救助を専門とする。
例えば、転覆した船に取り残された人を助けるために
荒れ狂う海にヘリコプターで向かい、
ロープ1本で降下する。
その恐ろしさ。TVからも十分すぎるほど伝わってきた。
知り合いに消防士だった人がいた。
私は常々聞いてみたいことがあった。
なぜ自分の命を危険な目にさらしてまで他人を助けるのか。
あきらかにその被害者に責任がある事故だって多い。
もしものことがあれば犬死にさえなりかねない。
その人の意見はいたってシンプルだった。
「炎は想像を絶するほど熱いねんでぇ。
そんな中に取り残されてたらつらいやろ。
かわいそうやねん。なんとかしてあげたいねん。
現場に突入する時は、それしか思ってないなあ」
確かに警察や消防での不祥事は頻繁に起こっている。
彼らのすべてが正義だとは言えない。
だけど、こうやって現場で命をかけて頑張る人がいる。
海上保安庁特別救急隊は全国に何千、何万人といる
海上保安官の中から選ばれたたった30人の精鋭たち。
オレンジのベレー帽はエリート中のエリートの証だそうだ。
「エリート」とはこういう人たちを使う言葉。
大学や出身、資格だけをかざしていたり、
国に行く末を決める会議で居眠りをしていたり、
料亭などでコソコソしたりする人たち使う言葉では
決して決してないと思う。

2003/5/15THU
[携帯電話]
老若男女猫も杓子も日本国民のほとんどすべての人が
持っている「携帯電話」。
私も猫か杓子のひとりだ。
自宅には一般電話を引いていないので、唯一の連絡手段。
仕事でも手放せない。メールができるようになってからは、
さらに便利度アップ。
ある日、別の打ち合わせで缶詰になったいる時、メール。
〜入稿中に得意先から訂正が。今すぐキャッチください〜
なんと。打ち合わせにうなずきながら、机の下で親指族。
綱渡りにも使えるようだ。
でも、便利じゃない時もある。
受けたくないメールを受けたり、
捕まりたくないのに捕まったり、
ヒミツがばれたり…。
そうそう、電話をかけることも少なくなった。
確かにメールは電話とは違って、
相手の状況や時間を問わずに連絡がしておける。
口では言いにくいことも伝えられる。
〜生きてますか。タイガース強いね。今年はいけるかもよ〜
定期的にあるところへ打つメール。
1時間後、電話が鳴った。
たわいもない話をし、電話切ってから30分後、
メールが来た。
〜メールは嫌いです。たまには声を聞かせてください〜
メールでは伝わらないこともあるようだ。

2003/3/26/WED
[いいのかなあ?]
むずかしいことはよくわからない。
巨大で強大なものを維持していくためには、
いろいろあるとは思う。
だからって、どうよ。
目が覚める→仕事、学校に行く→ごはんを食べる→
家に帰る→大切な人と過ごす→お風呂に入る→眠りにつく
プラス いろいろなものを見たり、聞いたりして感動する。
たまには怒ったり、泣いたりする。反省もする。
みんながこんな「平凡」では、ダメなんやろうか??
私だけが「のんき」なんやろうか…。
いいのかなあ。こんなことで。
なんとかならないのかなあ。
何もできず「呆然」としているしかないのかなあ。

2003/2/14/FRI
[その日の天使]
その日は仕事に追われ、イライラ。
キーボードをたたく音がハードロック系ドラムのように激しくなっている。
電話口で激しく反論したり、同僚に愚痴ったり、物に八つ当たりしたり。
神経がどんどん削りとられていく。
その日は大好きな人にフラれた。なんで。どうして。
お願い、もう一度… 自問自答をくりかえし、
後悔の念に押しつぶされそうになり、知らず知らず涙がこぼれる。
気持ちがどんどん後ろを向いていく。
そんな時、遠くから聞こえてきた。
「石や〜きいも。おっいもだよっ。ほっかほか」 思わずふき出してしまった。
あれ?
さっきまでのイライラ、どんよりが消え、心が軽くなっている。
苦しみや悲しみは、何かをきっかけにふっと消えるんだ。
そう、そのきっかけこそ「その日の天使」。
「その日の天使」はある作家がエッセイで書いていたものです。
彼が落ち込んでいる時、おいも屋さんにふき出してしまい、
「その日の天使」の存在を知ったそうです。
私はこのエッセイが「その日の天使」になりました。
そういえば、泣いているのにおいも屋さんに笑ったり、
怒ってるのにおなかがグ〜と鳴ったりすることがあるなと。
でも、彼は天使を見逃してしまったようです。
常人では想像がつかないほど、深いものを抱えていたんだろうとは思いますが…。
文章を書く人として、尊敬しているその作家の復帰を待ちたいと思います。

2003/1/24/FRI
[引き際・散り際]
(2003年、はじめてのコラム執筆なのに暗いテーマやな〜)
貴乃花が引退しました。
長く引退が「ささやかれていた」末の結論だったようです。
私はスポーツ観戦が何よりも好きです。
でも、いつも疑問に思うのが選手の引退について。
彼らはつねに戦い、挑み、
体と心をイジメ抜いている人たちです。
だから、己の限界は己がもっとも知り、
いちばんはじめに気がつくはず。
その時、どうするかは彼ら自身が決める問題です。
たぶん選手という道を選んだ瞬間から、
それを決めなければならないことは自覚しているでしょう。
でも、自分ではない誰かが引退を「ささやく」。
ヘンな話です。
日本人は引き際が美しいことをよしとする。
そういえば、日本の花も散る時は美しい。
桜はもっともあでやかな満開の時に散る。
椿は紅く咲き誇ったまま潔く落ちる。
だから選手としてのピークが過ぎると、
引退がささやきはじめるのかもしれません。
数々の栄光を手にした「花」のある選手ほど。
選手としてまだまだ余力を残して引くか。
限界の限界までやって散るか。
以前の私は、スポーツ選手は美しいまま
引退して欲しいと思っていました。
でも、自分が引退する選手たちと年齢が近づくにつれ、
とことんやるのもありかなと、考え方が変わってきました。
納得できるまで。
スポーツ選手に限らず、誰の人生もそうなのかもしれません。
美しく引くにしても、ボロボロになって散るにしても。

2002/12/24/TUE
-12月のテーマ『私の今年の3大ニュース』-
[2002]
今年も残すところ、一週間。
みなさんにとって2002年はどんな年だったでしょう。
さて、私の3大ニュース。
その1・哀
19年間飼っていた愛犬が天国に逝ってしまいました。
私にとって、何よりも大切で、愛しい存在だったので
ショックは大きく、未だ立ち直れません。
でも、以前TVでムツゴロウさんが、
「次の犬を飼うことが、亡くなった犬の供養になる」
と言っていたのを思い出し、
また機会があればそれもよしだなと、自分を励ましています。
その2・燃
やっぱりワールドカップでしょう!
日本代表の大躍進!
自分の中のナショナリズムみたいなものも感じましたね。
いや〜あんなにエキサイトしたのは、ホントひさしぶり。
今年の流行語大賞は「○○○(例えばイナモト)・ニッポン!!」ちゃうの?
と思うぐらい、叫びまくりました。
4年後、再びHIDE・ユニフォームを着て燃えたいです。
Road to Germany 2006!
その3・喜
何と言っても、ショコラのライターに採用されたこと。
メールで採用の知らせをいただいた時は、
心臓が口から飛び出そうになりました。
つたない文章ながら、感想をいただいた時は本当にうれしかった。
書くことを仕事にしながら、書くことの楽しさや喜びを
ずっと忘れていました。
そんな「基本」に戻るきっかけをくださったショコラとplan-dさまに、
いい刺激を与えてくださるライターの方々に、
読んでくださるすべてのみなさまに、
感謝感謝感謝です。
2003年もがんばって書きます。
それでは、みなさん良いお年を!
(惜しくも?3大ニュースに入れなかったもの)
・皐月賞で万馬券を的中させた!
・ジムに通い、ボトムがワンサイズダウンした!
・阪神タイガースが開幕7連勝した!
・チョー忙しい時にMacが壊れた…
・今年も嫁げなかった(号泣)

2002/12/5/THU
[お疲れ気味?]
仕事の忙しさとプライベートでの嫌なことが重なり、
いつものBarへ、うっぷん晴らしに出かけた。
いつもにも増してビールを飲み、大声でしゃべり、笑い、
気分は幾分すっきりしてきたけど、体がついていかない。
さすがに限界を感じ、店を出て、自転車に乗ろうとした瞬間、
クラクラ〜。目の前がグルグルと回って立ち上がれない。
バーテンの子に助けを求めにも行けない。
「うう〜どうしよう」と苦しんでいると
「なにしてるねん」と聞き覚えのある声。
「なんでここにいるの?」
「なんでもいいやろ。それより、なんでオマエはいつも
酔っぱらってるねん!」
「なんでなんでばっかりいわんとってよ〜〜」
気がつくと、ふとんの上。
聞き覚えのある声の人はぼんやりタバコを吸っている。
(おっと、もちろん服は着ています…)
「運んでくれたん?ありがとう。今度から気をつけるわ」
「オマエの気をつけるは信用ならんから、
一生オレがそばにいて監視してやる」
「え?なんて?うそ?もう一回言って…」
気がつくと、ふとんの上。
聞き覚えのある声の人はおらず、
テーブルにはビールの缶が散乱、TVは砂嵐。
家で飲んだくれて、そのまま寝込んでしまったというよくある話。
しかし、なぜカレが登場したのか……
人恋しくなる季節なんでしょうか? お疲れ気味なんでしょうか?

2002.10.24.THU
-10・11月のテーマ『今だから言えるゴメンナサイ』-
[短気は損気]
今だから言えるゴメンナサイ。
どれかひとつを挙げられないくらいほどある。
いわゆる「クチから先に生まれた」タイプなので、
脳がおもむくままに口走ってしまう。
いわゆる「すぐにキレル」タイプなので、
沸点はあっという間に限界温度を超え、大爆発してしまう。
「あの時、ゴメンといっておけば」。
一番、最近のゴメンナサイ。。
どうしても行きたい店があった。
車ではなかなか行きにくい街のど真ん中。
一方通行やら進入禁止やらで、なかなか駐車場にたどりつけない。
「そこ、前出て左に割り込んで、駐車場に入り口に
強引に並べばいいやん!」
おなかも空いてイライラがピークの私は言った。
「それはあかん。違反は絶対イヤやねん」
「ドンくさっ。そんなんやから何やってもあかたれやねん!!」
いつもはおとなしい彼がさすがに怒った。
「そんなムチャクチャなこというんやったら降りてくれ!!」
そりゃ、そうや。交通違反はあかん。
しかも、この状況で彼の他のことを引き合いに
出す必要はまったくない。
「うるさい!」
つい叫んでしまった。
でも、その言葉じゃないやん。
そう、適切な言葉は
「ゴメンナサイ」

2002.10.10.THU
[兄弟姉妹]
みなさんに兄弟姉妹(きょうだい)はいらっしゃいますか?
私は二人姉妹の姉です。
小さな頃から、「お姉ちゃん」と呼ばれています。
例えばケーキがひとつあります。
私は妹にまるまる譲るか、
半分に切り分け、大きい方を妹のお皿に置きます。
損しているとかはなく、
姉の手前「全部食べたい!」「大きい方をちょうだい」と主張することは
恥ずかしいような気がして避けているのです。
二人姉妹の妹である同僚によると、
上に人間がいるので、下の人間は親に気づいてもらえない。
だから自らを強く主張するらしいです。
三人兄弟の真ん中である友達によると、
真ん中は自己主張する時としない時を
使い分けられるらしいです。
一人っ子の上司によると、
競争相手もなく、親の愛情も独占しているので、
そんなことを考えたこともない。我が道をゆくという感じらしいです。
(あくまでの私の周りの人の意見なのでご参照までに)
さて、この兄弟姉妹気質。
良い時もあれば、悪い時もある。
私の場合、恋愛において「姉気質」が悪影響しているみたいです。
ついつい遠慮してしまうというか、カッコつけてしまうというか…。
上手に甘えられないのです。
彼氏といる妹や同僚、友達たちは
とてもかわいらしく、甘え上手に思えて仕方ないのです。
あの時、もっと主張しておけば。わがままいってれば…なぁ〜んて。
次に恋愛する時は思いっきり甘え上手になるぞと誓っています。
みなさんの兄弟姉妹気質はどうでしょうか。

2002/9/20/FRI
[ガマンできない!]
あるクライアントのオフィスビル。
最上階にカフェサロンのようなものが設けられており、
打ち合わせなどはそこで行われる。
いや〜そのサロンからの見晴しがたまらなくいいんですよ。
箕面、生駒、六甲の山、キタの観覧車やビル群が見渡せ、
幹線道路を走る車が北から南、南から北へと流れる。
空もかなり近い。雲にも触れそうだ。
その日はとびっきりいい天気で、空も山も澄み渡り、
思わず大きな窓ガラスの前で立ち止まってしまった。
「なんてきれいなんやろ。気持ちいい。最高」
すると目の前を鳥(種類不明)が横切った。
自由に大空を飛び回る鳥たち。
人間にも翼があれば…。
「すぐにでも窓を突き破って飛び立ってるやろうな〜」。
打ち合わせが始まった。
でも私の心はうわのそら…。
肩甲骨あたりがムズムズする。
「あ〜飛びたい、飛びたい、飛びたぁ〜〜い!!!」。

2002/9/11/WED
[肉体改造]
「時間厳守」がモットーの私が遅刻をしてしまった。
その電車に乗らなければ、絶対間に合わない。
駅まで自転車で爆走し、階段を駆け上がり、
ドアが閉まる寸前に滑り込んだ。
ギリギリセーフ。。。と、ホッとした瞬間、
心臓はドキドキ、汗はダラダラ、息はゼーゼー。
しまいには頭がクラクラしてくる始末。
待ち合わせ場所についても、いっこうに回復せず、
得意先の方に「熱でもあるの?大丈夫?」といわれてしまった。
これではいかん。
学生時代はずっと運動部に在籍していたし、
OLの時はテニススクール、スイミングスクールに通っていたので
運動神経はさておき、体力には自信があった。
寄る年波には勝てず。いや、日頃身体も動かさず、
飲んだくれてばかりでは当然か…。
同僚も同じように体力の衰えを感じていたらしく、
一緒に近所のスポーツクラブに通うことにした。
前からずっとやってみたかったボクササイズ。
さっそく初心者向けのコースに参加。
久々の本格的なトレーニングについていけるか不安だったが、
これがもう、めちゃくちゃおもしろい!
音楽に合わせて軽快(?)なステップを踏み、
ジャブやストレートをくり出す。
気分もすっきり。なまりきった身体もなんだか軽くなってきた。
他にも身体の部位ごとのシェイプアップメニューをこなしたり、
エアロビクスを体験してみたり…と、
身体を動かすことが、こんなにも楽しかったなんて!
運動部に在籍していた頃の、あの爽快感・達成感が甦ってきた。
しかも「私って、結構“勝ち気”やってんな」と改めて気がついた。
ステップが上手くいかないとものすごく悔しい。
腹筋中におなかがプルプル震え出すとものすごく情けない。
ひとりだと挫折してしまうけど、
同僚もまわりの人もがんばっているから手抜きはしたくない。
まあ、格好も気になるミーハータイプなのでウェアも新調。
お風呂上がりは鏡に向かってファイティングポーズを取り、
フォームチェックもぬかりなく…ねっ。
カッコイイ身体と体力を手に入れるために。
毎日、トレーニング三昧な近頃の私。
おっと、もうこんな時間。
仕事はまた明日。macを終了してトレーニングにいかなくちゃ。
「では、お先に失礼しま〜す」。

2002/8/28/WED
[eternal]
残暑お見舞い申し上げます。
そちらはどない?
大阪は暑さもすいぶんマシになって、汗かきの私は助かってるわ。
君がいなくなって2週間。
ようやく慣れはじめたのか、まだわかっていないのか。
今まで君がいることがあたり前やったからな〜。
君が私のすべてやった。
どんな時もそばにいたかったし、どんな時もそばにいてくれた。
でも最後は「もういいよ」って思ってしまった。
苦しそうな君を見てられなかった。
あんなに泣いたのはひさしぶりやわ。
人目もはばからず、目がはれるのも気にせず。
一生分の涙が出たかも?
あ、でもこうして書いている間もまた涙が…。
寂しがり屋で甘えん坊の君が元気にやってるか、
心配でたまらないけど、そちらでずっと待っててね。
いつか会える時が来るから。その時はいつもみたいに
思いきり鳴いて、しっぽを振って迎えてね。約束!
P.S.19年と6ヵ月、ほんとうにほんとうにありがとうね。

2002/7/10/WED
[相互リンク]
夕方、おいしいビールが飲みたいな〜なんて思ってると
友達から電話。「阪神戦のチケットあるねん。行こう」。
メガホンにお弁当にビールを持って、座席に急いだ。
私たちの姿を見つけて、一生懸命手をふる男の子。
「遅かったな〜。ビール、我慢しててんで」。
3年ぶりに会った彼は、やっぱり素敵だった。
友達の友達。
3年前もカラオケに行くと誘ってもらった。
思いっきりストライク!
でも彼にはカノジョがいた。私にもカレがいた。
「ひさしぶりやな〜」。
ヤケ酒を飲みに来た居酒屋で彼は私に声を掛けた。
お酒も入り、私はかなり饒舌だった。
「あいかわらず素敵やな。カノジョおらんかったら、絶対恋してるわ」。
翌日から私は彼と会うようになった。
夜中にドライブに行ったり、観覧車に乗ったり、
プリクラを撮ったり…毎日がドキドキ・キラキラしていた。
でも夏の終わりと同時に会わなくなった。
彼も私も恋人との関係にバテ気味だった。
そんなふたりの肩を「夏」がぽんと押し、
反応しただけだったのかもしれない。
でも夏が来ると、大好きなシンガーのある歌とともに
私は彼を思い出す。
〜また会えるといった。会わないくせにね〜
あいかわらず素敵なんやろうな。

2002/6/18/TUE
[最後の約束]
パフスリーブにリボンがポイントのワンピース。
ぴっかぴかに光るエナメルの靴。靴下はもちろん、ふりふりレース。
待ちに待った小学校の入学式。
なのに外は雨。それも凄まじい豪雨。。。
あの日以来、私はスーパー・スペシャル・雨女だ。
式典、旅行、行楽…何かの時は必ず雨が降る。
中学の卒業式、高校の入学式も雨。
数回しか行ったことのない海外でも雨。
東京ディズニーランドではパレードが雨で中止になり、
ミッキーマウスがファイヤーマンの格好をし、
消防車に乗って登場した。
自らの雨パワーにほとほと感心してしまう。
「あたしって、自分の結婚式もお葬式も絶対に雨やろうな」
「おれがスーパー・スペシャル・晴男やから、大丈夫やって」
実際、彼と出かける時は雨が降っていても、途中で必ず晴れた。
私たちの仲も降ったり、やんだりしながら保ってきた。
でも、そのどしゃ降りの雨はやむことはなかった。
「将来、おまえが誰かと結婚する日は、
おれが必ず『日本晴れ』にしてやるからな」
約束はまだ果たしてもらえずにいる。

2002/6/11/TUE
[あきらめない]
最近ふられた人から電話があった。
たわいもない世間話をしていたのだが、彼がこんな話をはじめた。
彼は海外マーケットを舞台に仕事をしている。
今回のワールドカップは各国からさまざまな人が来日するわけで、
サッカーだけでなく、ビジネス的にも大きな意味があるらしい。
チャンスが転がっているのだ。
それで、近々ワールドカップ出場中の某国のVIPを
試合に連れていくそうだ。いわゆる接待。
その国は現在予選リーグ2連敗中。次に対戦するのは強豪国。
「予選は2連敗やし、せっかく連れていってもどうせ負けるやろ。
何を話したらいいんやろうね」。
確かにその国が勝つ可能性は極めて低い。
もちろん、私も「どうせ無理」と思うことは多々ある。
「この年になっても独りやし、子供を産むのは無理かな」とか、
「もう恋愛はできないな」とか。
日本の景気は一向に良くならないし、競馬も宝くじも当たらない。
ダイエットもすぐ挫折。仕事の企画案もボツになる。
だから、何をするにもあきらめが先行する。
彼も同じなんだと思う。
でも、スポーツだけは別と思いたい。
何が起こるかは試合をやってみないとわからない。
サッカーはとくにそういう要素が強いスポーツだ。
現に初出場のセネガルが前回優勝、世界1位のフランスに勝っている。
日本もロシアに勝利した。
あきらめていることが多い分、あきらめないことの大切さを
選手の気迫やプレーからもう一度感じたいのだ。
あきらめずにやれば、何かが見える。切り拓けるはずだ。
「そんなん、やってみな、わからんやん」。
「いや、絶対無理。勝てるわけないやん」。
はあ。私はこんな後向きな男を好きだったのか。
失礼だが、彼の仕事は失敗する可能性が高い。
だって、はじめからあきらめているもん。
私はあきらめない。
34歳、同世代のゴン中山が代表に土壇場で選ばれ、がんばる姿と、
番狂わせが多い今回のワールドカップを見て、強く思っている。

2002/5/31/FRI
[パブロフの犬]
何かは忘れたが「ここは地獄の何丁目〜」とかいう
フレーズがあったと思う。私はこの地獄の3丁目か、
4丁目にお邪魔したことがある。それは「自動車運転教習所」だ。
教習所はご存じの通りまめに通って車に乗らなければならない。
予約がない日もキャンセル待ちをしたり、とにかく忍耐が必要。
雨の日も風の日も短大の授業が早く終わる日も一生懸命通った。
教習所はこれまたご存じの通り、車が教官付きの教室。
この教室はコンピュータでランダムに「配車」されるわけで、
いわゆるアタリ・ハズレが出てくる。
アタリはやさしくて、わかりやすくて、すぐに通してくれる教官。
ハズレはきびしくて、うるさくて、なかなか通してくれない教官。
「53番はコワイ」「2番はやさしい」と、
生徒の間ではつねに話題になっていた。
私にはどうしても合わない教官がいた。仮に37番。
縦列駐車とクランクで2度落とされ、
踏み切りでは「右を確認してない!」と急ブレーキを踏まれた。
一生懸命やっているつもりなのに、伝わらない。
運の悪いことに仮免許のための最終段階が37番だった。
案の定、あーでもない。こーでもない。とブレーキを踏まれつづけ、
途中で私のカルテを閉じて、「もう見る必要はない」と放棄された。
ブチブチブチ。。後頭部で何かが切れる音がした。
下手なのはわかっている。でもここはそれを教える所じゃないのか!
あなたはそれを教える先生じゃないのか!
私はカルテをひったくり、運転席を飛び降り、
ドアに渾身の力でキックをおみまいした!(すみません。若気の至りで)
そしてとても表記できない言語で「とっとと卒業してみせる」と叫んだ。
当然とっとと卒業した。
最近は教習所のスタイルも様変わりしているそうで、外車はあたりまえ。
カッコイイ教官や女性教官がいたり、
ゲームでバーチャル練習もできたりするそうだ。
今、教習所に通いたかったよ…。
以来、教習所の前を通りかかったり、道路で教習車を
見る度に、手に汗がジワっとにじみ、心臓がキュッと縮み、
右足の弁慶の泣きどころ付近が痛くなる。

2002/5/20/MON
[憧れの人]
午後からの打ち合わせ。
どうでもいいことをウダウダウダ。
結局、結論にいたらず、その日は解散。
しかし、男子チームはそのままのテンションで飲みに。
そこでもウダウダウダ。
「僕たちの仕事っていうのは〜」
「もっともっとこだわっていかないと〜」。
そんな理想より、もっと現実を考えないと。
「そういうのって女性的な発想やね」。
それは間違っていると思うんです。
「女のくせに生意気。わかってない」。
こんな時にいつも思う。男らしいとは反対の意味なんやなと。
男子の方が繊細で、弱いのかも。
女子は強い。どんな時も「今」生きていくことを考えていく。
子孫を産み、育み、守っていかなかければならない
太古よりのDNAの記憶がそうさせると
何かで聞いたことことがあるが、確かに一理あるかも。
ウダウダ言ってても問題は解決しない。
子供たちはおなかをすかせているのだ。
理想的な捕まえ方を考えている暇があったら、
とにかく野原を走って、マンモスの1匹や2匹しとめてきてよ!!
「男ってほんまウダウダウジウジ。たまらんわ。
すんませ〜ん、生ビールと生レバおかわり!」
と、焼肉屋で明るく、すっきり騒ぐ私たち女子チーム。
そう思いながら、女ひとりで強く長く生きていると
「はあ〜、もう疲れた」と
王子様が迎えにきてくれないかな〜と
強い男子を求めているのもの事実…。
そんな中、私にはこの人こそと憧れている人がいます。
それはTVに出ているピーター=池畑慎之介さん。(ピーコじゃないよ)
男と女をバランス良く備えた人。
そう彼が「ピーター」の時の彼女が私の憧れ。かっこいいです。
あんな人を目指して、今日も私は「女らしく」飲みに行くのでした。
世間ではこんな女子を「オッサン」というらしいですが。

2002/4/18/THU
[待ちぼうけ]
みなさんは「待つ方」ですか? 「待たせる方」ですか?
私は大阪でいう“せっかち”な人間なのですが、「待つ方」です。
よっぽどのことがない限り、時間に遅れることはありません。
というのも、私は破壊的な方向音痴で、目的地に着くまで
人の倍以上かかってしまうのです。だから、早め早めに出かける。
時間より早く着いても、本屋さんをのぞいたり、
コンビニで立ち読みしたり、ベンチや公園をなんかを探して
ぼんやりしてます。結構この時間が好きだったりします。
仕事の時はなんだか「公認」でさぼっている感じ。
デートの時はあのドキドキ感がたまらなくいいのです。
待っている人をウォッチングするのもなかなか興味深いです。
ある日、私の隣で本を読みながら“穏やか”に待っている
男の子がいました。「この子は待つ方なんやな」なんて思っていると、
前から女の子がやってきました。すると、彼は彼女の顔を見るなり、
読んでいた本を思いきり投げつけたのです!!
私の視界の端の方を本が通ったで。びっくりするやん!
「いいかげんにしてくれや!」。
捨て台詞を残し、彼はスタスタと行ってしまいました。
彼女は慣れているようで、後ろを何事もなかったようについていってた。
片手には投げつけられた本を持ってね。
「待つ方」もたまには怒るんですよ。ご注意を。
私はずっと待っている。
「もう来ないって」と誰かが忠告してくれても、
「迎えにきたで」と誰かに言われても。
ぜったい来るから。きっと来るから。たぶん来るから。
「ごめん。迎えに行かれへんわ」。
そんなこと、急に言われても困るよ。
だって、私は「待つ方」なんやもん。
今日も私は待っている。

2002/4/5/FRI
[かけがえのない存在]
高校の入学式を目前に控えたある日。
私は朝から父の帰りを待っていた。
口から飛び出しそうな心臓を必死で抑え、
座ってみたり、ウロウロしてみたり、
まったく落ち着くことができない。
ピンポ〜ン〜。ついに父が帰ってきた。
がざがざ。父が抱える段ボール箱からひょっこり顔を出したのは
真っ白なマルチーズの子犬だった。
あれから19年。今も我が家で元気に過ごす愛犬。
19歳というと人間では100歳以上。心臓に病気があり、
時々発作で倒れる。もうだめですと何度も獣医さんに宣告されている。
でも彼は奇跡的に甦る。
何がスゴイって、どんなにしんどくても、どんなにぐったりしていても
ふっと気がついたように起き上がり、エサを食べはじめる。
食欲こそ、彼の生命を支えているもの。
「生きるって食べることなんや」と、感心させられる。
最近、母に聞いたのだが、犬を連れてきた時、
父は私が飛び上がって喜んでくれると期待していたらしい。
というのも私は小さい頃からことあるごとに「犬を飼ってくれ」と
言い続けていたからだ。
「誕生日はなにがほしい?」「犬」
「クリスマスどうしよう?」「犬」
そんな念願の犬がやってきたのに何も言わない。
「うれしくないんか?」とたずねる父に、私はあんぐりと口を開けたまま
何度も何度も首をぶるぶると横に振ったらしい。
あまりのうれしさに昇天してしまっていたのだろう。
私には彼とのご対面の後の記憶がないのだから。
彼がいてくれたから、私はここまで生きてこれたんだと思う。
学校でイヤなことがあった時。親に怒られた時。
試験に受かった時。はじめてkissした時。
すべて彼に報告し、すべて彼は受け止めてくれた。
今までの人生の半分以上を一緒に過ごしてきた。
家族よりも友達よりも恋人よりも仕事よりも、
そして自分自身よりもかけがえのない存在。
彼以上のものには、もうこの先出会えないと思っている。

2002/3/27/WED
[春なのに]
小学2年生の時の演劇発表会。
細かい内容は忘れたけど、氷の悪魔が支配していた森に
5人の「花の精」があらわれ、暖かい平和な春が訪れる…とかなんとか。
花の精は主役でもなく、セリフも出番も少ないけど、
ピンクの可愛い衣装(といっても画用紙製)に花の冠(といってもティッシュ製)を
着けられるとあって、「やりたい!」という女子が殺到!!
激戦のオーディションの末、見事私は「花の精 3」の選ばれた。
(というより勝ち残った。グー・チョキ・パーで)
さて本番。物語はスムーズに進み、いよいよクライマックス。
花の精の登場だ。花の精1、2がセリフを言う。
そして、ついに花の精3、私の出番。
一歩前に出て、大きな声で言った。
「もう、すっかり春!」。。。。。
春ですね。桜の花はややフライング気味ですが満開。
お出かけするにも、何かを始めるにも絶好のシーズンです。
なのに、私、失恋してしまいました。
20代の頃、いい恋愛をできなかった私が
30代になってようやく知った“しあわせ”だったのですが。
紆余曲折、山あり谷ありをくり返し、結局私は選ばれなかった。
早い話「捨てられた」というヤツです。(俗っぽい表現ですみません)
春だというのに私はまた冬に逆戻り。
結構辛いですが、こうして「文字」にしていくと
少しだけ心が軽くなったような気がします。
〜下向いててもしゃ〜ない。上見て、前見てがんばるか。。
みなさんは素敵な春をお過ごしください。

2002/3/20/WED
[東京の空]
仕事で東京に行った。ゆりかもめに乗って、目的地へ。
東京湾もお台場も観覧車もすごくきれいで、
ちょっとした観光気分を味わえた。
東京を訪れると思うことがある。
「東京の空はなんて高いんだろう…」。
大阪よりも高層ビルが多いし、空は低く感じるはずなのに。
東京に住んでいる親戚が「東京は山がなくて、果てしなく平ら」と言ってたのを思い
出した。
そういえば、以前東京タワーに上った時、「街の地平線」を見た。
ず〜っと向こうまで街がつづいている。
大阪は視線の先に山があるから、その向こうを見ることはできない。
平野であることが東京の空を高く感じさせているのか。
それもそうかもしれない。
でも東京はあらゆるモノ、ヒト、コトがあふれる大都会。
空が近いと、それらがどんどんどんどん膨張して、息苦しくなるんじゃないかな。
かなしい。うれしい。たのしい。くやしい。
ふとした瞬間、ヒトは空を見上げる。
いろいろな思いをどの場所の空より多く受け止めてきた東京の空。
あの日、私は空を飛び、あの人が待つ東京に舞い降りた。
冬だというのに汗ばむくらいあたたかくて、いい天気。
見上げた東京の空は高くて、青くて、心をうきうきとさせてくれた。
今日もあの日と同じくらいいい天気。
でも見上げた空は少し低く、かなしいくらい青かった。

2002/3/11/MON
[制服]
卒業シーズンですね。
私も幼稚園、小学校、中学校、高校、短大と「卒業」をしてきました。
幼稚園や小学校の時は当事者より両親が大泣きでしたね。
中学の時は進学先がバラバラだったので結構泣きました。
そして高校。この時は友達たちと別れるという寂しさはありませんでした。
一生の友達と思える人たちと出会えていたので。
それより自分自身の中に寂しいものがありました。
朝、叩き起こされ、バタバタと用意をし、
チャイムギリギリに学校に飛び込み、
眠気と戦いながら授業を聞き、
真っ暗になるまでクラブで汗を流し、
帰りにファーストフード店に立ち寄り、
公園やバス停で何時間も話し込み、、、
そんななにげない「学校生活」が終わるんだなと思うと寂しくて。
大人になるとはこういうことなのか? それなら大人にならなくてもいい!
卒業式の間ずっと無駄な抵抗と葛藤を心の中でくり返していました。
卒業式の次の朝、ふと制服が目に入りました。
紺のブレザーにグレーのジャンパースカート。
高校を決定する時「あんな制服着て、3年間過ごしたないわ」と
かなり躊躇したダサイデザイン。
「でも、もう着れないねんな」。。。
今でも街であの制服を見かけると、鼻の奥がツンとします。

2002/3/8/FRI
[スタート]
はじめまして。YOUと申します。
コピーライターをやっています。
chocolatはファンとして読ませてもらっていたのですが、
ライターのみなさまの輝くコラムに触発され、
「書きたい」という衝動を抑えられなくなりました。
でも33歳にもなると、なかなか一歩が踏み出せないものです。
悩んで悩んで悩みまくって、勇気をふりしぼりました。
まさか採用されるとは…人生の運を使いきってしまった気分です(笑)
書くことを仕事にして10年。
悲しいかな苦痛を感じることの方が多い…。
でも私にとって書くことはとても大好きな作業だったはず。
小学生の頃、作文を書いたり、
中学・高校生の頃、先生の目を盗んで授業中に手紙を書いたり。。
あの頃の気持ちに戻って、楽しく書いていきたなと思っています。
風の吹くまま、雲の流れるまま、心の思うまま。
のんびり。ゆったり。そう、水に浮かんでいる感じかな。
「slow swimming」というタイトルはそんな思いと響きを表したものです。
英語としては間違っていると思いますが。
鋭い視点では書けませんが、読んでもらった後、
ほわっとした気持ちになってもらえればうれしいです。
そうそう、コテコテの大阪人なのでウケてもらえればもっと最高!
それでは、そろそろスタートします。よろしくお願いします。

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